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宮崎駿 児童文学の使命
宮崎駿(みやざき・はやお、1941~)は、日本の映画監督、アニメーション作家、漫画家。株式会社スタジオジブリ取締役、公益財団法人徳間記念アニメーション文化財団理事長、三鷹市立アニメーション美術館館主。監督作品に、劇場用長編「ルパン三世 カリオストロの城」「風の谷のナウシカ」「天空の城ラピュタ」「となりのトトロ」「魔女の宅急便」「紅の豚」「もののけ姫」「千と千尋の神隠し」「ハウルの動く城」「崖の上のポニョ」など。
要するに児童文学というのは、「どうにもならない、これが人間という存在だ」という、人間の存在に対する厳格で批判的な文学とはちがって、「生まれてきてよかったんだ」というものなんです。生きててよかったんだ、生きていいんだ、というふうなことを、子どもたちにエールとして送ろうというのが、児童文学が生まれた基本的なきっかけだと思います。『小公子』を書いたバーネット、『若草物語』を書いたオルコット、『ハンス・ブリンカー』のドッジも、『赤い鳥』を始めた鈴木三重吉も、彼にすすめられて「杜子春」を書いた芥川龍之介も源のところは同じです。 「子どもにむかって絶望を説くな」ということなんです。子どもの問題になったときに、僕らはそうならざるを得ません。ふだんどんなにニヒリズムとデカダンにあふれたことを口走っていても、目の前の子どもの存在を見たときに、「この子たちが生まれてきたのを無駄だと言いたくない」という気持ちが強く働くんです。 子どもが周りにいないと、そういう気持ちをすぐ忘れてしまうんですが、僕の場合は隣に保育園があるから、ずっとそう思ってなきゃいけない(笑)。この時期に隣に保育園があってよかった、とほんとうに思います。子どもたちが正気にしてくれるんです。 *宮崎駿著『本へのとびら―岩波少年文庫を語る』(岩波文庫)、岩波書店、2011年。 〔感想〕 留学生に、大きな影響を与えて続けている芸術家である。作文を書いてもらうと、環境、人生、生存、夢といった言葉が並ぶ。恩人であるという学生もいる。宮崎の創造する救世主は、正義感や責任感を持った女の子であるという指摘。「たとえどんなきっかけで生まれようと、生命(いのち)は同じです」というナウシカの言葉。「そもそも人類はなぜたたかうのか? 領土? 資源? やはり俺は理解できない」という意見。 留学生活は、思うに任せないことも多い。しかし、いつでも「ここから」始めることができる。そう感想文に書き添えることがある。
by gei-shigoto
| 2015-11-25 20:55
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